きろくのための日記

日々の記録用です。

図書館のトークイベント見た 2024年5月12日

ブックデザイナーの祖父江慎さんがいらしてお話ししてくれた。うさこちゃん(ミッフィー)の絵本を原語から日本語の本にした時のデザインを例にして、その絵本に合う専用フォントを自腹で作ったことや、本の表紙のデザインだけじゃなくて紙、インクまで総合的に考えたことを聞かせてもらった。本全体をデザインするお仕事なんだなぁ。

我を忘れる、ということを大切にしている感じを受けた。うっとりするとは我を忘れて対象を祝福すること、のところと、デザインする時は自分というものは出さずにその本自身がどうなりたいかを汲み取ってデザインする、のところ。

祖父江さんはシャツが派手で動きが唐突で、テレビや動画で見た印象とおんなじだった。だけど我儘に仕事をしている人じゃなくて、各方面とのすり合わせも大変だし本作りって赤字だしって感じで、ちゃんと社会の中でお仕事をしている人なんだなぁ、と思った。芸術家肌の人ってそういうとき我を通している偏見があったけど、そうじゃないんだ…

祖父江さんは小さい頃、転校を機に性格を切り替えたっていう話も興味深かったな。自伝かなにかに載ってるなら読んでみたい。

以下はトークイベントの写真と、その後に図書館内のカフェで食べたクッキーとコーヒーです。

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