よく遊ぶ友達と文通を始めた。
よく遊ぶので、手紙が届く前に会ってしまうこともある。
そうなると手紙の内容のネタバレをしないよう、少し話題に困る。
たまにネタバレもする。
これから届く手紙に書いたんだけど〜と前置きをしてから話す。
文通を始めてから自分の家でレターセットの捜索をした。
3セット見つかった。
送る相手のことを考えたら使えるのは1セットだけで、また買わないとなーと思った。
毎回同じ柄の手紙を送るのは、ちょっとなぁ、と思ってしまう。
ああ、だから一つのレターセットの中にいろんな柄が入ってるレターセットが売られているんだな、と気がついた。
前と同じ柄の手紙でもいいよ、と友達は言った。
私もそう思う。
手紙は届くのが遅い。
メールよりメッセージより遅いし。それに昔より、届くのが遅くなった。
大昔ではなく、最近の昔のことだが。
昔は市内なら早ければ当日届いていた気がする(気がするだけかも)。
今は、翌日届くかどうかも分からない。土曜日は届かないし。
郵便局も人手がなく、激務なんだろうと思う。
そんな激務の輸送システムに、こんな趣味の手紙をのせていいのかなぁ、とか少し思う。
でも趣味ってこういうものだよなあ、とも思う。
生活の無駄だけど、生活を輝かせるものだし。
文通は楽しい。
手で書く時間が楽しい。
ポストに入れるのが楽しい。
待つ時間が楽しい。
手書きの文字を読むのが楽しい。
楽しいのだ。
しばらくは、趣味の一つとして続けていきたい。